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カンボジア通信 |
2004年5月23日 |
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05 rumdoulの追跡調査結果 |
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ロムドゥルの謎が解けた。rumduolと表記するのだから、カナで調べる場合は「ロムドゥオル」を検索キーにするべきだったのに、ロムドゥルとしてしまったところが過ちの始まりだった。
今日、改めてロムドゥオルで調べてみたところ、一件だけだがヒットした。東京外国語大学カンボジア語専攻のサイトで公開されている茅根明子さんの平成14年度東京外国語大学外国語学部提出卒業論文「小説『萎れた花』に見るカンボジア文化と社会」(以下、「小説」とする)だ。一件しかヒットしなかったものの、幸運にもかなり信頼性の高いサイトだったことが嬉しい。
「小説」によると、ロムドゥオルはバンレイシ科の植物で、学名はAnnonaという(出所:堀田満ほか編集『世界有用植物辞典』平凡社)。バンレイシ科の植物は熱帯アメリカ原産で、果樹として熱帯各地で栽培されているようだ。
『大辞林
第二版』(三省堂)には、以下のように記されている。
ばんれいし【蕃茘枝】
バンレイシ科の半落葉低木。熱帯アメリカ原産で、果樹として熱帯各地で広く栽培される。果実は径約10センチメートルの卵球形の集合果。果肉はクリーム状で甘く、生食する。同属で果樹として栽培されるものは他に数種ある。釈迦頭(しやかとう)。 |
釈迦頭と聞いてもピンとこない方が多いかもしれない。僕も知らなかったので、釈迦頭を検索キーとして調べて見たところ、多数のサイトがヒットした。
◆台湾アイテム紹介(日本アジア航空)
写真を見てわかったのだが、僕はこの果物をカンボジアで食べたことがある。『旅の指さし会話帳
カンボジア』福富友子(情報センター出版局)のP53で紹介されているカスタードアップルがそれだ。カスタードアップルという英名のとおり、カスタードクリームのような食感と甘みが特徴的な果物だった。うーん、それにしても釈迦頭とは絶妙なネーミングだ。あのでこぼこした表面はまさにお釈迦さんの頭そのものではないか。
お釈迦さんの頭のイメージは、以下のサイトにある写真を見たほうがぴったりくるかもしれない。
◆京都新聞「デジタル植物園」1月(京都新聞)
調べている過程で知ったのだが、釈迦頭は日本でも栽培されていることを知った。栽培地のひとつが小笠原諸島の父島だ。父島には一度だけ行ったことがあるが、あのときは魚介類がうまかったのと、本物の塩に出会えたことの感動が大きく、釈迦頭の存在には気づかなかった。盲点だったなあ。
「小説」の第九章には、「陰暦5、6月はシェムリアップの町からアンコール・ワットへの道にロムドゥオルの花がいい香りを放つ」とある。陰暦5、6月はグレゴリオ暦では7、8月にあたる。今年の7、8月にシェムレアプへ行くことができたら、アンコール=ワットへと続く道を走る時、嗅覚を研ぎすませてカンボジア人が愛するロムドゥオルの香に包まれてみたい。 |
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