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カンボジア通信 |
2004年8月15日 |
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17 飲んだあとはお粥でしめる |
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B先生、V先生と村の食堂を後にし、
「もう一軒行こう」
ということになった。珍しく酒ばっかり飲み、白いごはんをまったく食べなかったので食事をした気がしなかったところだ。次はどんな店なのだろうと期待に胸を膨らませてバイクに跨がっていると、町の東部、独立記念塔のすぐそばにある屋台の前で止まった。後ろを振り向くと、Lonely
Planetが「夜になるとベトナム人のカラオケガールでロビーがいっぱいになる」と書くVimean Monorom
Hotelともう一軒の屋台が視界に入る。立地から判断する限り、この周辺はスヴァイリエンの人にとって夜遊び(といってもカンボジア式カラオケと屋台しかないが)の場所なのかもしれない。時計の針は22時を指している。
[写真1]Vimean Monorom Hotelの前で商うボボーの屋台
飲んだ後だったので、日本人的な発想からこの屋台はきっとクイティウを出すのだろうと思ったところ、出てきたものはボボー(おかゆ)だった。飲んだ後にお粥でしめるってなんだかかわいいなあと思う。
そのボボーがまた興味深い。プノンペンやシェムレアプでもボボーをよく食べたが、今目の前にあるボボーはそれらとは明らかに違う。具がまったく入っていない、白粥なのだ。きっと出汁が効いていたり、塩味がついていたりするんだろうと思ってひとくちいただいてみたが、味もついていない。う〜ん。しばらく鈍い脳をフル回転させてぐるぐるぐる〜と思考を巡らせていると、お店の女の子が日本の漬け物とそっくりのものと半分に割った殻付きのゆで卵を小さな皿にのせて持ってくる。どうやらそれをおかずにして白粥を食えということらしい。
さっそく試してみる。卵(おそらくアヒルの卵)の殻をとって白粥にぶちこみ、それを砕いてお粥と一緒に食べると、くぅ〜、チュガンニュ!(おいしい!) これは理屈抜きにうまい。ああだこうだ言わないで、とりあえず食え! と言いたくなる味だ。お米はもちろんインディカ種なのだが、それが適度にくだけており、やさしく胃の中に納まる。白いごはんが好きな人はきっとはまるだろう。ただ、ちょっと塩味が濃いところが玉に瑕ではある。「漬け物」のほうは日本のそれと味もさほど変わらないので、大きな感動はないが、ごく自然に白粥と調和する。
お腹が空いていたこともあり、白粥をもう一皿注文する。B先生とV先生が「全部食べていい」というので、遠慮せずにゆで卵と漬け物をすべて白粥にぶちこみ、スプーンで下品にかき混ぜてから平らげる。うーん、やっぱ米を食わないと飯食った気がしないよな。クメール語(最近、クマエ語っていうべきなんじゃねえかと思い始めている)では日本語と同様、炊いた白いごはんのことも食事のことも「バーイ」という。やっぱ、ごはん=米だよねえ。
こんなことを書いてはいるが、ヌォム=パン=パテー(ラオスやベトナムでも食べられるバゲッドのサンドウィッチ)も大好物であることを告白しておく。パンが嫌いなわけではない。単に白いごはんでないと食事として食った気がしないというだけだ。カンボジア人がヌォム(=おやつ)というように、僕にとってパン食はおやつみたいなもんなんだよね。 |
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