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カンボジア通信 |
2004年8月28日 |
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24 茹でトウモロコシとハンモックの午後 |
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[写真1]茹でトウモロコシとココナツジュース。食べかけでスンマセン……。
スラー=ソーを無事購入し、これでコー=ダイでの目的はすべて果たしたことになる。さて、どうするかと考えていたところ、何かを栽培している畑が視界に入った。すべて刈り取りが終わっているので、遠くから見ただけでは何が栽培されていたのかちょっとわからない。サトウキビのようにも見えるし、トウモロコシのようでもある。両者は全然似ていないけれど……。
「あれはトウモロコシ畑だ。このあたりではポッスガオ(茹でトウモロコシ)を出す休憩所がいくつかあるんだよ」
モトドップの兄ちゃんが言う。彼によると、茹でたトウモロコシをがぶりとやりながらハンモックに揺られることができるらしい。カンボジアのトウモロコシとハンモック、この組み合わせを拒否できるはずがない。さっそく案内してもらうことにする。
連れて行ってもらった休憩所はメコン川沿いにあった。周辺にはいくつか似たような店やカラオケ小屋が連なっている。オープンエアの店内に入ると、各スペースごとにハンモックがいくつか吊るされており、お客さんはそれらを自由に使うことができる。
[写真2]店内に吊るされたハンモック
さっそく茹でトウモロコシとココナツジュースを注文し、ハンモックに身を委ねる。モトドップの兄ちゃんはポケットからアランドロンタバコを取り出し、ハンモックの上で気持ち良さそうに一服やっている。顔を左に向けるとメコンの蕩々たる流れがあり、それと同じゆったりとした速度で時間が流れる。隣のスペースでは制服に身を包んだ警官がプロの女をはべらせ、よろしくやっている。うーん、いろいろな意味でここはカンボジアだなぁ。
[写真3]一服中の兄ちゃん
しばらくして、苞ごと茹でられたアツアツのトウモロコシが8本やってくる。皮はゆで汁を含んでいるのでなかなか手に持つことができない。「あちあち」言いながらそれをめくり、「裸」にしてからがぶりと食いつくと、口の中にジュっとトウモロコシ汁が行き渡る。日本のトウモロコシと違い、少しもちもちしていている。初めての食感だ。これはうまい! と書きたいところだが、じつはあまりうまくない。茹で過ぎで味が抜けているのか、種が充分に生育していなかったのか、理由は不明だが味が薄いのだ。うーん、残念。まあ、ハンモックで寝ているだけで十分幸せなので文句はいわないよ。
茹でトウモロコシとハンモックがセットになったゆるやかな午後だった。
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