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カンボジア通信 |
2005年1月16日 |
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01 国境を越え、みな笑わない |
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酒は好きだが、困ったことに酒を飲むと人一倍手洗いが近くなる。夜遅くに飲むと、決まって下腹部がパンパンになって目覚めてしまい、快適な睡眠を取れなくなるから困ったものだ。
昨夜も兄さんに誘われて、ついついスラートナム(薬用酒)を飲んでしまった。少量に押さえようと思っていたのだが、大好きなサイッコーアン(甘辛いタレをつけて牛肉を焼いたもの)がつまみとして用意されていたため、予定より若干多く飲んでしまったのが過ちの始まりだった。案の定、深夜に目覚めてしまい、手洗いと部屋の往復。そのせいで翌朝寝坊だ。クメール語の授業がレベル3に突入したので、朝早く学校にいって予習しようと思っていたのに、寝坊してしまったため復習するのが精一杯だった。
レベル3の新しい先生はギャグにもならないギャグ(というかそれって普通の話でしょ?)を言って授業中に一人で笑っている。何がおもしろいのか、生徒たちにはまったく理解できないものばかりだ。新しいクラスには中国人、フィリピン人、南コリアン、日本人がいるのだが、国境を超えてみな笑わない。カンボジア人特有の笑いのツボを理解できないからか、それとも単にこの先生の話が(生徒たちにとっては)笑いになっていないからか。理由は後者だと信じているが、前者である可能性も否定できない。なぜなら今まで接してきたカンボジア人のなかには、日本で言うところの「オヤジギャグ」好きが多かったからだ。
同じクラスのXさんは、レベル2のときの担当S先生のお気に入りだった。というのも、XさんはS先生が何か言う度に突っ込みを入れていたからだ。S先生はXさんの突っ込みを大人の寛容さで受け入れ、「教育の鞭」でバシっと返していた。Xさんはその鞭を受ける原因が自分にあることを知っているのに、先生に対する突っ込みをやめない。そのくせ、鞭に対してぶーぶー言ってる。
「レベル3になったらおとなしくしてるんだ」
Xさんは言うが、レベル3の新しい先生に対しても同様の接し方だ。たぶんあの人はああいうやり方で語学(母国語のほかに北京語と英語ができる)を身につけてきたんだろう。最近、XCさんのやり方は意外と効果的かもしれないと思いつつある。
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